7-3 航空券のリコンファームとは

リコンファーム(Reconfirm)とは、搭乗客が航空会社へ搭乗の最終意思を連絡することで、15年くらい前までは実施するが一般的でした。ところが近年はインターネットの発達によりオンラインで乗客を管理できるので、リコンファームを必要としている航空会社はほとんどなりました。
リコンファームが必要な場合、出発の72時間前までになんらかの方法で航空会社に連絡しなくてはなりません。これは予約をしているが搭乗しない人を把握するのが目的で、リコンファームを怠ると最悪予約が取り消されることがあるという恐ろしいものでした。パックツアーの場合、リコンファームは`添乗員や係員がやってくれますが、個人旅行では自分でしなくてはなりません。

●リコンファームの方法
リコンファームは基本的には電話で行います。航空券に連絡先(現地の航空会社オフィス等)が書いてあるので電話して「リコンファームプリーズ(Reconfirm,please)」と言えば通じます。英語に自信がない場合、まずは試しに「Do you have Japanese speaker?」(日本語を話せる人はいますか?)と聞いてみましょう。 オペレーターからは名前や便名を聞かれるので順に答えます。単語が聞き取れれば英語がダメでもなんとかなります。
氏名 (Name)
便名 (Flight Number)
出発日 (Date ofDeparture)
乗機地 (Departing from)
現地連絡先 (Local Contact Number)

会話例:
I would like to reconfirm myflight. (航空券の予約再確認をしたいのですが)
Departure date is ○○, Flight number is ○○, myname is Mr.Taro Yamada.
(出発日は○○で、搭乗ナンバーは○○です。私は山田太郎です)

電話で英語でのリコンファームは自信がない!という場合には、ホテルのフロントで代理にお願いする手もあります。チップを忘れずに。もしくは時間があれば、直接、航空会社のオフィスに出向く方法があります。航空会社のオフィスは空港と街中にもある場合があります。この場合「リコンファームプリーズ」と言うだけで確認してくれます。 旅行期間が短い場合、空港に到着した時に帰りの便のリコンファームを済ませてしまうという手もあります。しかし旅行期間が1週間以上だと「まだその便の情報は入ってない」と再確認ができないこともあります。

【コラム】私のリコンファーム
・英会話がまったくだめな私は電話でのリコンファームが一番の問題でした。ちゃんと通じるだろうか、聞き取れるだろうか。。。初めてリコンファームが必要な便を使ったのはヨーロッパ行きの大韓航空でした。搭乗の3日前に街中の公衆電話からオフィスに電話。どきどきどき。とつぜん英語が聞こえてきました。とっさに日本語で(笑)「もしもし」といってしまいました。オペレーターが早口でそのあともさっぱり聞き取れません。おろおろする私。しかし、しばらくしてオペレータも悟ったのか日本語で受け答えをしてくれるようになりました。電話するまでの緊張感も何のその、普通に日本語で済ませてしまいました。
・アエロフロートロシア航空を利用したときは、街中にあるオフィスをさがしてカウンターにて簡単にリコンファームができました。オフィスを探すのは手間ではありましたが楽しくもありました。
・中華航空(チャイナエアライン)でハワイに行ったときもリコンファームが必要でした。このときは公衆電話で。「日本語を話せる人はいますか?」と訪ねたら日本語で対応してくれました。
リコンファームが必要なくても、便の変更などがあるかもしれないので予約便の確認は可能であればしたほうが安心です。航空会社のWEBサイトで確認することも可能です。

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