3-4 格安航空会社(LCC)の基本

■LCC=ローコストキャリア

LCCはローLawコストCostキャリアCareerの略で、その名のごとく、あらゆるコスト削減により従来の航空会社(レガシーキャリア)よりも安い格安航空会社です。うまく利用すれば驚くほど格安に海外旅行を楽しむことができます。
レガシーキャリアとの違いは
・航空券はオンライン購入が基本
・機内食が別料金
・預け入れ荷物が別料金
・ブランケットやクッションが別料金
・座席指定が別料金
・チックインは自分で行い自分でボーディングパスを発券しプリントする
・個別モニターが別料金(ポータブル式モニターの貸し出しがある)
・航空券は1区間(片道)単位での購入が基本
・通常、払い戻し不可(変更は手数料を払えばできるとこもある)

などなど。現在日本に乗り入れているLCCはエアアジアXやスクート、ジェットスターなど。

・エアアジアX:クアラルンプールをハブとして東南アジア各地へのフライトを持つ
・ジェットスター:オーストラリアの航空会社でオーストラリア各地へのフライトがある。アジア便も。
・スクート:シンガポール航空の傘下で日本からシンガポールや台湾へのフライトを持つ

■LCCのデメリットと注意点

LCCはコスト削減のため最小限の機材で運航しています。そのため遅延や欠航が多いのが特徴です。そして遅延によって乗継ができなくても保証してもらえないのが普通です(例外もあり)
また、発着空港がメジャーな空港ではなく郊外の空港やLCC専用ターミナルなどを利用する場合などがあります。
そんな特性を理解したうえで余裕をもったスケジューリングが必要です。

・乗継には時間の余裕を持つ(乗継地で1泊するくらいの余裕があるとベスト)
・複数便が運航している場合、最終便はなるべく避ける(最終便は欠航になるリスクが高い)
・発着の空港の位置やターミナルを再確認する

■買うタイミングによっては安くない

LCCは早期購入やバーゲンなどで驚くほど格安に航空券を売っている半面、出発が近い場合はレガシーキャリアと変わらなかったり、それ以上に高い場合もあり、必ずしも格安なわけではありません。

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