ヨーロッパ周遊卒業旅行'00

#17フォークストンと素敵なB&B|イギリス編|ヨーロッパ33日間卒業旅行ひとり旅

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ロンドン脱出

2月23日(水)曇り小雨

7時過ぎに起床。周りはまだ寝ていた。日本人の女の子が起きてシャワーを使った後、私もシャワーを浴びた。換気扇がない!ので部屋が湿気る。
8時朝食。薄くておいしくないコーヒーとパン2枚のみの簡単な朝食でした。食べ終わって食堂でしばらくまったりすごす。9時半にチェックアウトして宿をでた。
あまり長く滞在したくはない居心地の悪い宿でした。安いから仕方がないけどね。


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メトロ(3ポンドと高くてびっくり)でロンドン中心部のビクトリア駅に出る。そこから徒歩でコーチステーションに移動。荷物が重たくて休み休み進む。しんどくって汗だく。コーチステーション到着。コーチの出発時間までしばらく待合室で待つ。日本人がちらほらいた。
11時、コーチ出発。一路港町フォークストンへと旅立った。
フォークストンはロンドンへ来るときに通り過ぎてきた港の近くの街。「港町」という響きにほのかな期待を持って訪れることに決めた。ロンドンの宿や物価の高さに一日で辟易してしまったこともある。ロンドンからコーチで約3時間足らずでフォークストンに到着した。

新しい街についたらまずは宿探し。重たい邪魔な荷物を預けるロッカーを探す。コーチステーションにはなかったので近くの列車の駅まで移動したが、ここにもロッカーはなかった。荷物が重くてすでに汗だく。うーん困った。仕方なく荷物を持って宿探し。

静かな街だ。あまり人も見かけない。
近くのB&B(イギリスの代表的な宿ベット&ブレックファーストの略)を3件ほど尋ねて廻ったのだが、ブザーを鳴らしても誰もでてこない(怒)。疲れたし仕方なくコーチステーションにいったん戻った。さてどうしたものか。街のインフォメーションセンターで案内してもらおうと、地図を頼りに向かった。しかし、道に迷ってしまう。うーむ、どうやら予想より遠いいようだ。いったんあきらめてコーチステーションにまた戻る。
もぅ、疲れて倒れそうだ。
とうとうタクシーを使うことにした。もうケチっていられない。まずはインフォセンターへ。宿が集まる辺りを教えてもらった。またタクシーでコーチステーションに戻り(何度来てるんだ)再び宿探し。教えてもらった通りへ徒歩で行ってみると、なんだ!さっき捜し歩いていた地域じゃん。ブザー鳴らしてもやっぱり出ない。。気づいたら「NoVacancy(空き部屋なし)」の表示が。。。
どうしよう、さすがに少々あせってきた。最後の一軒!とばかりにさっき一度訪れたB&Bのブザーを鳴らす。しばらくして宿の主人が出てきた。
「はぁ~~~」(いたんじゃん)
「今夜泊まれますか?」
「ああ、もちろん」
15時半、やっと宿を確保。

「サニーゲストハウス」という名前のいかにもイギリスっぽいおしゃれなレンガ造りの外観のB&B。宿の主人に案内された部屋はこじんまりとしているがとてもおしゃれでかわいい1人部屋でした。お値段は1泊朝食つき18ポンド(3240円)。一通りの宿泊案内を聞いて、まずは部屋で一休み。
ほんと疲れた。

しばらく休んで気分を復活させたあと、再び街歩きに出かけた。ぷらぷら街を散策。大型スーパーがあったので入って食料品を買った。
小雨が降り出したので宿に戻った。休憩。部屋に備え付けの湯沸かし器でお湯を沸かし、スーパーで買ったカップめんを作って食べた。

夜、部屋を出て階下に下りると小さなバーラウンジがあることに気がついた。宿の夫婦とお客2人がお酒を飲みながら談話していたところに仲間に入れてもらった。私はセブンアップ。何かいろいろ話をしているのだけどさっぱり聞き取れない。私は片言でちょっぴり会話に参加した。

8時ごろにシャワー(バスタブ付♪各階に1つで共同)を浴びて部屋に落ち着いた。荷物を少し整理してなんとか軽くしようとした。それから少し編み物して、ノート書いて、、ねむねむ。。。就寝。 

フォークストン 2日目

2月24日(木)曇り雨

7時前に起床。朝シャワーでさっぱりの目覚め。

7時半に朝食。前もって案内されていた1階のダイニングに行く。素敵なインテリアのかわいいダイニングでした。テーブルに着くと、気のよい宿のご主人に卵をどう調理するか聞かれてスクランブルエッグを頼んだ。しばらくして焼きたてのトーストとスクランブルエッグ、ベーコンの乗った皿が運ばれてきた。それ以外に、コーンフレークとミルク、オレンジジュースはセルフサービスで置いてあった。これがフルイングリッシュブレックファーストだね。おいしい♪

食後部屋に戻って少し編み物の続きをする。ちょとホームステイしている気分。しばらくここに滞在しようという気になり、宿の主人に延泊を申し出た。
10時ごろに街歩きに出かけた。街中にはメルカートが出ていてにぎやかだった。

まずは有名な「EastCliff」を見に海岸の丘に登った。EastCliffは大陸からイギリスに船で渡るときに見ることができる真っ白な絶壁。私は夜中にバスで移動だったため見ることができなかったので、この街の丘から見えるかと期待していたのだが、あまりはっきりとは見えなかった。でも海を見渡せる小高い丘はとても気持ちがよかった。

丘の上に一軒のカフェレストランがあったのでふらふらと入ってみた。チッフス&紅茶&スコーンでティータイムと洒落込む。海を見ながら素敵な時間。お会計は1.65ポンドとすごく安かった☆
田舎大好き。
店を出て散歩道をそぞろ歩く。他によさげなB&Bはないかな、ときょろきょろしてみる。これっていうのはみあたらない。それより廃業していて「SALE」の看板がかかげられた建物がけっこう目立つ。フォークストンにはこれといった観光名所がないし宿経営は厳しいのかな。素敵な建物なのにもったいない。

3時頃、いったん宿に戻って休憩。小雨が降り出した。まだ時間はあるしこの後どうしようかな、と悩んでいるうちに時間は過ぎて。
今日も少々頭痛がするのでバファリンを飲んだ。出かけるのはやめて休むことにした。気分転換にシャワーを浴びる。バスタブにお湯をためてお風呂気分も味わった。ヨーロッパではお風呂習慣がないせいか、バスタブはあっても浅い。
時間をもてあましてバーラウンジに下りたら宿の夫婦(ジュリーさん、アンドレーさん)と1人の男性客がいた。コーラを頂く。宿の主人にさらに2泊の延泊を申し出て
「延泊するから少し割引できませんか?」
とずうずうしくも尋ねてみた。宿の主人は
「ワイフに聞いてみるよ」
と奥さんと相談して、奥さんが計算機を取り出して、掲示した数字は1ポンド安くなっていた。ありがたい♪
貧乏学生旅行には1ポンドでも死活問題なのだ。

部屋に戻ってノート書いて編み物して。体の調子は相変わらず良くない。さすがに旅疲れしてきているのだろう。少し英語の勉強なんかしてみて、早めに寝た。

旅の計画段階では、イギリスでもできる限りあちこちの街を巡り歩きたいと考えていたのだけど、この悪体調でその気力がわかない。少し残念だけど、ひとつの街にのんびりするのも悪くはない。
やはり旅は健康第一だ。

いくら @ひとり旅歴26年

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旅とWEBを愛する普通の会社員。旅歴約26年、世界40カ国150地域くらいを旅した。本業はWEBマスター。
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