1997年3月2日(日)~10日(月) 19歳、初めてのひとり旅フランスパリへ
一応ツアーなので成田空港に11時集合ということになっていた。早めに出発し、10時に成田に着いた。集合場所として指定されていたカウンター近くにて待つ。しかし特にそれらしい案内人(?)が来る様子がないので、カウンターにて聞いてみるとそこで航空券などを受け取れた。カウンターのお姉さんが代理人だったようだ。簡単に説明を受けて、別 のカウンターでチェックインの手続きをした。いまいち勝手が分からなかった。
荷物を機内預けにして身軽になり出発ロビーに向かった。今回利用するのはアエロフロートロシア航空。12時半に搭乗が開始された。困ったことに喫煙席だった。チェックインの時希望を言わなかったためかな。今後気をつけよう。
そして出発。モスクワ経由でパリまで約15時間のフライトだ。本を読んだり、睡眠とったりしてもなかなか時間をつぶすのは大変だった。約10時間後にモスクワに到着した。(現地時間17:25)ここでトランジット(乗り換え)するのが最初の難関だと思っていたけれど難なくクリア。 簡単な手続きで済んだ。
モスクワ空港は暗く静かだった。あまり清潔とは言いがたく、トイレも臭って不快だった。窓の外を見ると空は暗く雲が厚かった。18時半、SU219便に乗り換えて再出発。
長いフライトを終えてついにパリに到着したのは現地時間で夜の9時近くでした。入国審査も難なくクリアして、バゲージで預けてあった荷物を取る。そのとき 不意に声をかけられた。
「Mapツアーの人?」
その男性(おそらく日本人)はMapツアーの送迎担当者(現地係員)でした。今までひとりで動いて不安だったけど、やっと係員に会えて少し安堵した。係員のSさんは私のほか二人の女性にも声をかけて3人そろったところで案内してくれた。少し待ってもらって、私は両替をした。1万円が435FFになった。
聞くところによると今回このツアーに申し込んだのはこの3人だけなのだそうだ。Sさんの役目は私たちをホテルまで送迎すること。空港を出るとそこには送迎バス・・・ではなく送迎ハイエースが止まっていた。係員Sさんは運転手も兼ねるらしい。私は助手席に座った。Sさんは運転しながら今後の説明をした。私は2人の女性と話をした。卒業旅行だそうだ。私が1人だと言ったら驚かれた。
どこをどう走ったか分からないけど、車はパリ市街から少し離れたところにある私の泊まるホテルに着いた。Hotel「イビス・パリ・バニョーレ」。Sさんがチェックイン手続きまでやってくれた。Sさんから案内を受けて私は部屋へ向かった。他の2人は違うホテルなので、Sさんとともに去っていった。1週間後、Sさんはまた迎えに来ることになっている。
部屋は清潔で悪くなかった。ベットがWサイズ。まずシャワーを浴びて疲れを落とし、落ち着いてからロビーに下りてVISAカードで自宅に国際電話をかけた。0時前なので日本は午後4時頃だが、誰も出ないので留守電に無事到着のメッセージを入れた。部屋に戻って就寝。
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